明石の鰆釣り

昭和30年頃、私のお爺さん、親父の全盛期のころ、明石の浜では、ほとんどの漁具は身近な材料で作っていました。
麻糸の五智網など、竹を使ったものも多く、網の綻びをなおすのに竹を加工したもの、釣り針では、明石浦、独特の鰆釣りの針があります。
その針を紹介しましょう。
伝統漁法ですので、写真無しで紹介します。
10mmΦぐらいの細い竹を30mm程度に切り、影乾し乾燥させ、その後、これの片方を45度ぐらいに切り落とし、鑢がけする。この作業をしているお爺さんを子供のころ良く見たものです。
その頃なにをしているのかわかりませんでしたが、手伝いで乗船するようになってわかりました。
なんでも、手作りで作る人で、魚をすくう大きな玉網も作っていました。親父もそうですが・・・
さて、話をもとにもどすと、その竹(管)を、鳥の毛を付けて糸で巻きつけた特殊な鰆針(針にかえしがない)の軸に差し込んだものが春の鰆を狙う管針です。
水中で引っ張ると釣り針は管を中心にスイングし、鳥の毛(今ではフライフィッシング用を使用)が小魚に見えるため、泳いでいる小魚に見えるそれを捕食しようと、鰆がヒットするというわけです。
また、この竹(管)の切り落とし、角度の違いでスイングが大きかったり、小刻みに動いたりします。
この針が水中で軸が座らず。右に走ったり左に走ったり、するようでは親父曰く作り手は、まだまだだそうです。作ると結構難しいというよりも根気がいります。
沖で試し曳きして軸が座らない場合でも経験で一発でなおしてしまいます。
後、この針を使った曳き釣り(トローリング)の仕掛けもありますが、またのちほど・・・・・
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遊漁船で釣りをして、この鰆の漁業を見たいかた、お問合せ時ご確認ください。
釣れれば、お持ち帰りいただきますので、この曳き釣りは別料金とさせていただきます。
お客様に魚を取り込んでいただけたらいいんですが、少しコツがあり、バラスともったいないんで、アジ・サバ・太刀魚の曳き釣りなら希望があれば、お客さんにも体験してみていただけると思います。